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離婚紛争の実態(熟年編)

最近よく耳にする言葉ですが、「熟年離婚」嫌な言葉です。前述の若年離婚同様、離婚率を押し上げている要因のひとつです。自分の親との生活期間よりも、長く連れ添った伴侶との別れを決意するのですから、若年者離婚には無い、他人には言えない程の思いがあります。

昭和の40年代頃までは、いつかは離婚してやると思っていても、「子供が成人するまでは」とか「子供が世帯を持つまでは」など親心から子が「かすがい」になり離婚率の増加を抑えていました。

また自分達の生活に親が同居していて、伴侶とは上手くいかないが親とはやっていける、しかも自分も50歳代近くもあり親も高齢者、今更生活に波風を立てて親に苦労をかけたくない等、家の単位で物事を考え「自己犠牲の一種」離婚に踏み切らない夫婦が多くありました。

しかし昨今では、平成19年4月より、年金分割制度も施行され離婚後の配偶者の権利も確保される傾向にあります。その反動かは分かりませんが年金分割制度を睨んでか急激な熟年離婚率の増加が増えています。「離婚に伴う年金分割セミナー」等が弊社の近くの文化センター等で開催され、受講定員オーバーの盛況ぶりです。

結局は現代を生きる熟年者達は、子供や年老いた親等が居ても、自分達の感情や気持ちを優先させて離婚という選択肢を選ぶ傾向が強いように思われます。

当然、離婚への選択に向かわせた要因は多数あると考察されます。

  1. 核家族化に伴う個人主義
  2. 結婚に対する個人の意識の変化(家と家の婚姻による姻族関係になる意識の希薄化)
  3. 女性の社会的地位の向上とそれに伴う賃金の上昇 (生活の担保余力)

等々、書き出せば切りがありませんが、今後も個人主義・少子化・核家族化が進めば、間違いなく熟年離婚率は増加の傾向が続くでしょう。

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